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選ぶ。 [本]

期日前投票に行ってくる。
結構人がいますな。

自分も若い頃は仕事が忙しくて選挙にいけないことも多かったんですが、
期日前投票のおかげで毎回ちゃんと投票できるようになりました。

ネット選挙解禁になって新聞やテレビ以外でも情報を得られやすくなったし、
以前よりも格段に国民が投票しやすい選挙にはなってきてますな。

で、こっちは国民じゃなく、天が国王を選ぶ世界のお話。

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)

  • 作者: 小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: 文庫


あまりに久しぶりの新刊なので話を忘れかけてましたけど(^^;
基本的には十二国記の世界で生きる人々を描いた短編集なので、
今までの長編の外伝的な話でもないです。

4つの短編で構成されてますが、
うち1話の丕緒の鳥と4話の風信は少し以前の長編とのつながりを感じられるかもしれません。
3話の青条の蘭は、
物語としては嫌いじゃないんですがちょっと消化不良気味な終わり方でした。
もしかしたら次の長編への伏線かなぁ・・・と思わないでもないですが。

たぶん一番議論の余地があるのは2話の落照の獄、
これは死刑の是非を扱った話なので、まぁ十二国記の世界である必要はないかなと。
そもそも十二国記の世界観って現代より遙か昔の中国に近いんだから、
処刑とかむしろ普通にある雰囲気なのに、
(実際に4話は見せしめに国によって母親が殺された女の子の話だし)
そこで死刑の是非を議論ってなんだか違和感を覚えました。

書かれたのが2009年みたいだから、たぶん裁判員制度施行のあたりで、
問題提起的に書かれたのかなぁ・・・と察しますが、
提起はしても解決する物語じゃないので、
十二国記の読者が求めてるモノとは違うと思うし、
かといって十二国記の世界観を知らない人が手に取る本でもないし・・・うーん。

ただ、どの話も基本的には自分の職に対するこだわりというか責任感というか、
そういうものを感じられる物語だと思います。
まぁ、十二国記自体がかなり独特の世界観ですし、
以前の作品を読んでいての短編集ではありますね。


と、何気に書店で次に読む本探してたら、
宮城谷昌光の「湖底の城」が文庫本化してる!?

呉越春秋 湖底の城 一 (講談社文庫)



呉越春秋 湖底の城 二 (講談社文庫)


これを待ってたんですよ-。
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