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気楽で何が悪い。 [本]

会社に行きたくないでござる・・・(^^;
まぁ、GWが終わってしまった今日この頃。

この連休は遠出するお金も気力もなかったので、カフェで読書でも。

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/15
  • メディア: 文庫



空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/09/15
  • メディア: 文庫


走行中のトレーラーのタイヤが脱落して起こった人身事故、
運送会社の整備不良が原因と調査結果を出す自動車メーカーと、
整備に不備はなく車両の不具合を疑う運送会社を巡るお話です。

社名等は架空のモノにはなっていますが、
実際にあった自動車会社のリコール隠し事件がモデルになってます。
まぁ実際の事件を知らなくても、
読めばどこの自動車会社をモデルにしてるかは読めばわかりますが(^^;
読み終わってからWikiとかで事件について読んでみるのもいいかと思います。

半沢直樹の原作の池井戸潤さんの作品で、
中小の運送会社が財閥系の大手自動車メーカーに立ち向かう、
というまぁ大きな組織に立ち宇向かうという点では同じような構図です。
大企業の圧力に押しつぶされそうになりながらも証拠を集め、
最後には・・・まぁ勧善懲悪的な展開なのも半沢直樹等と変わりません。

運送会社には当然さまざまな苦難が襲い掛かりますが、
社長自身の家族も世間の非難にさらされて事件が起こり、
自動車会社の側でも内部告発や社内政治など
事故にまつわるそれぞれの動きが同時並行で進みます。
それでいて自動車や運送関係の専門用語は飛び交いますがとても読みやすく、
400~500ページの文庫で上・下巻ありましたが、
時間を忘れてほぼ一気読みしてしまいました。

自分は・・・財閥系の企業で働いたことはないですが(^^;
それなりに大手企業グループの子会社で働いたことがあり、
その時に親会社の結構大きなリコール騒ぎがあったのを、
ちょっと思い出しました。
まぁ自分にはあまり影響がなかったんですけどね。

なんか今の会社も親会社・グループ会社の事情に左右されてるし、
会社勤めっていろいろ考えさせられますね。

最後の方に「サラリーマンの特権だ。気楽で何が悪い。」
なんて台詞がありましたが、
そんな気持ちで仕事できたらなぁ・・・
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