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理不尽なことは面白い。 [本]

大型連休ななか、風邪でぐったりしている今日この頃。
この半年くらい忙しかったから、その疲れが出たかなぁ・・・

さておき、
ここしばらくで読んだ本の整理などをしていきます。

ゲームの企画書(1) どんな子供でも遊べなければならない (角川新書)

ゲームの企画書(1) どんな子供でも遊べなければならない (角川新書)

  • 作者: 電ファミニコゲーマー編集部
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/03/09
  • メディア: 新書



ゲームの企画書(2) 小説にも映画にも不可能な体験 (角川新書)

ゲームの企画書(2) 小説にも映画にも不可能な体験 (角川新書)

  • 作者: 電ファミニコゲーマー編集部
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: 新書


有名なゲームのクリエイター同士の対談を通して、
有名なゲームがいかにして企画・開発されたか、
これからのゲームはどう作られていくか、が語られる本です。

1巻で取り上げられているのは
ゼビウス、桃鉄、不思議のダンジョン、信長・・・と
ちょっと上の世代から自分達の世代くらいがリアルタイムに楽しんだゲームの
クリエイターが中心です。
とはいえ、リメイクされ、シリーズが続き今の世代でも楽しんでいる、
という意味でどの世代でも楽しめるゲームばかりですかね。

ハードや資金に制約がある中で、如何にして多くのプレイヤーを楽しませるか、
それは確率やパラメーター、はたまた設定といったゲームの表には見えない
試行錯誤の賜物なんだなーと思いました。

とはいえ、不思議なダンジョンのデータをExcelで管理している、
ってのは驚きどころの話ではないですけどね(w

2巻は従来のゲーム企画・開発とは違うプロセスを経て新しいジャンルを確立したゲーム、
バーチャファイター、ダビスタ、Rez・・・と
こっちはゲームを作る、というより作りたいものをゲームにしたら新しかった、
という感じですかね。

結果として、そこから派生したり、インスパイアされたゲームが
後から多く出てきて一つのジャンルになっていってます。

実はこちらのゲームは、自分はやっていないものが多いんですが、
知らないものはほぼありませんし、
ダビスタの項で薗部博之さんが作ったゲームとしてでてきたベストプレープロ野球は、
小学生だった自分がむっちゃはまったゲームです。

つか、CPU同士の試合をスキップできないという仕様はとても苦痛でした。(^^;


企画・開発の話を通じてゲームの面白さを感じられる内容ですが、
多くの人に伝わる、新しいものを作る、ためにはどういうったことが必要なのか、
ということも考えさせられました。

自分はクリエイターではありませんが、システムを考えるお仕事ではあるので、
この辺は通じるところがあると思います。

まぁ、そんな難しいことを考えなくてもゲーム好きには十分楽しめる内容ですけどね。


1巻に出てくる人たちはゲームを作りたくてその道を選んだ人が多いです。
2巻に出てくる人たちは、給料が良かったから選んだとか、
面接で作りたいのはゲームじゃない、って言っちゃうとか、
二人ともセガに入社、ってあたりがなかなかすごいところですが(w

3巻は来月発売予定ですけど、これもちょっと楽しみなところです。
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