自分のことは笑うしかないだろう。 [本]
こんな辛い時期に総理大臣になって休まず仕事をして、
コロナ対策に専念した上で任期満了での退任なんだし、
そこは普通、「お疲れ様でした!」だと思うんだけどなぁ・・・
なんていうか、
テレビをつけるとネガティブな報道ばかりでしんどいので、
ここはやっぱり読書です。
米澤穂信さんの小説は割と好きで読んでますが、
今回は高校の図書委員として知り合った二人の男子が、
身の回りのちょっとした事件に巻き込まれながらも解決していく物語です。
短編集のような感じで各章進んでいきます。
作中で、傍観者となった、という表現もありましたが、
第三者的な関与が多いせいか必死さや切迫さはあまりなく、
二人の関係性も図書委員という以外は近過ぎず遠過ぎず、
なのでちょっと淡々としてる感じはあるかな。
事件にもある程度の回答を出すけれど、
全ての結論出しているわけではなく、後は当事者の問題、
とちょっと突き放した感もあります。
ただ、最終章はちょっとだけ趣が変わるというか、
伏線とは言わないまでも、それまでの考え方が最後につながる感じで落ち着きます。
ミステリーの要素としては複雑なトリックやドロドロの愛憎劇があるわけではないですし、
古典部シリーズほどラノベっぽい感じでもないので意外と人を選ぶかもしれません。
自分はそういうところを逆に楽しめたし、
「さっきまでは、チンギス・ハンよりも知らない人だった。」
とか随所に見られる一文が結構ツボだったんですが、
それ以外にも、図書委員、学校の図書室、という舞台が合ったのかも知れません。
自分、学生時代によく図書委員になったり、図書室にいたりしたんですよね。
読書が好きだったのもありますが、図書室という空間が好きで、
図書館司書の資格も取っちゃったりしたので(^^;
なんだかそんな頃の記憶を呼び起こされた気がしました。
コロナ対策に専念した上で任期満了での退任なんだし、
そこは普通、「お疲れ様でした!」だと思うんだけどなぁ・・・
なんていうか、
テレビをつけるとネガティブな報道ばかりでしんどいので、
ここはやっぱり読書です。
米澤穂信さんの小説は割と好きで読んでますが、
今回は高校の図書委員として知り合った二人の男子が、
身の回りのちょっとした事件に巻き込まれながらも解決していく物語です。
短編集のような感じで各章進んでいきます。
作中で、傍観者となった、という表現もありましたが、
第三者的な関与が多いせいか必死さや切迫さはあまりなく、
二人の関係性も図書委員という以外は近過ぎず遠過ぎず、
なのでちょっと淡々としてる感じはあるかな。
事件にもある程度の回答を出すけれど、
全ての結論出しているわけではなく、後は当事者の問題、
とちょっと突き放した感もあります。
ただ、最終章はちょっとだけ趣が変わるというか、
伏線とは言わないまでも、それまでの考え方が最後につながる感じで落ち着きます。
ミステリーの要素としては複雑なトリックやドロドロの愛憎劇があるわけではないですし、
古典部シリーズほどラノベっぽい感じでもないので意外と人を選ぶかもしれません。
自分はそういうところを逆に楽しめたし、
「さっきまでは、チンギス・ハンよりも知らない人だった。」
とか随所に見られる一文が結構ツボだったんですが、
それ以外にも、図書委員、学校の図書室、という舞台が合ったのかも知れません。
自分、学生時代によく図書委員になったり、図書室にいたりしたんですよね。
読書が好きだったのもありますが、図書室という空間が好きで、
図書館司書の資格も取っちゃったりしたので(^^;
なんだかそんな頃の記憶を呼び起こされた気がしました。
2021-09-05 15:47
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0