持ち時間は十年。 [映画]
まぁ凄い台風だった今日この頃。
うちの近所の川も結構やばい域まで水量が上がっていたみたいです。
台風で雨が降り出す前に河川敷をジョギングしてたんですが、
台風が去った後で観に行ってみると
走ってたところが完全に水没しててちょっとびびりました(^^;
さておき、
世間的には平日な今日ですが、自分はお休みだったりします。
まぁ土曜は仕事でしたけど・・・
台風の後なので快晴、だけど遠出する余力はないので、
映画を観に行くことにしました。
宮崎駿監督作品、『風立ちぬ』です。
楽しい子供向けの作品でも、ハラハラするような冒険活劇でもなく、
恋愛要素はありますがベタベタの恋愛ものというわけでもない。
零戦の設計者がモデルだから戦争モノかと言えばそうでもない。
場内で子供がつまらなそうな声を上げてたし、
退場するときに「寝てた」って言ってた人もみかけた。
でも、自分は正直、こみ上げてくるモノがあった。
いい映画だったので思わずパンフレット買って帰りました。
ネットでの評価も賛否両論みたいだし、これは観る人を選ぶ映画だと思います。
主人公の堀越次郎は、
飛行機の設計者となることを子供の頃から夢見て、
一心不乱に設計に励む。
見方によっては周りを顧みない勝手さを感じるところもあるし、
あまり多くを語らないので考えていることが今ひとつわかりにくい部分もある。
そして夢の中で「創造的な人生の持ち時間は十年」と言われながら、
その十年の結果は思い描いていた飛行機(零戦)は作れたものの、
妻となった菜穂子はこの世を去り、
日本も戦争に負けて零戦は戻ってこず、
それでも「生きねば」というのは辛く、でも強い言葉だな、と思いました。
堀越次郎は実在する人物ですが、
この映画の中の堀越次郎はあくまで作家・堀辰雄と混ぜた架空の人物であり、
妻となった菜穂子も架空の人物。
まぁ実際、次郎だけ描いてたらもっと地味な作品になってたでしょうし、
妻の菜穂子の儚さと強さが話を素敵に盛り上げていたと思います。
細かいところで、次郎のめがねの描写が凄いです。
ちゃんと近視用のめがねだとわかるように、
めがね越しとそうでない部分の輪郭がちゃんと違うように描かれているし、
実際の目とめがねに映った目を描き分けてて、
アニメでそこまでやるかー、とちょっと感動。
背景の緻密さや飛行機が飛んでいる様なんかもそうですけど、
宮崎駿の、堀越次郎的な仕事に対するこだわりと思いを感じました。
これ、本当に作りたかった作品なんだろうなぁ・・・
そういや声を当てるのが何故に庵野秀明?と思ったけど、
確か庵野秀明もそんな感じの人だと本か何かで読んだ気がします。
最初は違和感感じましたけど、作品が進んでいくと全然気にならなくなりました。
たぶん、変にこだわりとか理想を持って仕事をしてる人には
結構グッとくる作品なんじゃないかと思います。
レベルははるかに低いですが、
自分もまぁそういうことをよく上から下から言われる方なので(^^;;;
なので、これが宮崎駿最後の作品、なら自分はある意味納得ですし、
惜しいと言えば惜しいのですが、この作品の次の宮崎駿作品、は観たくないですね。
・・・まぁ前にも引退的なことを言っていたのに復帰しましたから、
本当に引退かどうか怪しいもんですけど(w
うちの近所の川も結構やばい域まで水量が上がっていたみたいです。
台風で雨が降り出す前に河川敷をジョギングしてたんですが、
台風が去った後で観に行ってみると
走ってたところが完全に水没しててちょっとびびりました(^^;
さておき、
世間的には平日な今日ですが、自分はお休みだったりします。
まぁ土曜は仕事でしたけど・・・
台風の後なので快晴、だけど遠出する余力はないので、
映画を観に行くことにしました。
宮崎駿監督作品、『風立ちぬ』です。
楽しい子供向けの作品でも、ハラハラするような冒険活劇でもなく、
恋愛要素はありますがベタベタの恋愛ものというわけでもない。
零戦の設計者がモデルだから戦争モノかと言えばそうでもない。
場内で子供がつまらなそうな声を上げてたし、
退場するときに「寝てた」って言ってた人もみかけた。
でも、自分は正直、こみ上げてくるモノがあった。
いい映画だったので思わずパンフレット買って帰りました。
ネットでの評価も賛否両論みたいだし、これは観る人を選ぶ映画だと思います。
主人公の堀越次郎は、
飛行機の設計者となることを子供の頃から夢見て、
一心不乱に設計に励む。
見方によっては周りを顧みない勝手さを感じるところもあるし、
あまり多くを語らないので考えていることが今ひとつわかりにくい部分もある。
そして夢の中で「創造的な人生の持ち時間は十年」と言われながら、
その十年の結果は思い描いていた飛行機(零戦)は作れたものの、
妻となった菜穂子はこの世を去り、
日本も戦争に負けて零戦は戻ってこず、
それでも「生きねば」というのは辛く、でも強い言葉だな、と思いました。
堀越次郎は実在する人物ですが、
この映画の中の堀越次郎はあくまで作家・堀辰雄と混ぜた架空の人物であり、
妻となった菜穂子も架空の人物。
まぁ実際、次郎だけ描いてたらもっと地味な作品になってたでしょうし、
妻の菜穂子の儚さと強さが話を素敵に盛り上げていたと思います。
細かいところで、次郎のめがねの描写が凄いです。
ちゃんと近視用のめがねだとわかるように、
めがね越しとそうでない部分の輪郭がちゃんと違うように描かれているし、
実際の目とめがねに映った目を描き分けてて、
アニメでそこまでやるかー、とちょっと感動。
背景の緻密さや飛行機が飛んでいる様なんかもそうですけど、
宮崎駿の、堀越次郎的な仕事に対するこだわりと思いを感じました。
これ、本当に作りたかった作品なんだろうなぁ・・・
そういや声を当てるのが何故に庵野秀明?と思ったけど、
確か庵野秀明もそんな感じの人だと本か何かで読んだ気がします。
最初は違和感感じましたけど、作品が進んでいくと全然気にならなくなりました。
たぶん、変にこだわりとか理想を持って仕事をしてる人には
結構グッとくる作品なんじゃないかと思います。
レベルははるかに低いですが、
自分もまぁそういうことをよく上から下から言われる方なので(^^;;;
なので、これが宮崎駿最後の作品、なら自分はある意味納得ですし、
惜しいと言えば惜しいのですが、この作品の次の宮崎駿作品、は観たくないですね。
・・・まぁ前にも引退的なことを言っていたのに復帰しましたから、
本当に引退かどうか怪しいもんですけど(w
2013-09-17 21:05
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