漫喫。

草原の風の下巻も新装版のロードス島の3巻も読み終わり、
何か読む本はないかなぁ…と本屋を物色。

不意に目があってしまったコミックが、
発売したことに気付かなかった好きな作者の作品だったので、
ついつい手に取ってしまいました。

漫喫漫玉日記 深夜便 (ビームコミックス)

• 作者: 桜玉吉
• 出版社/メーカー: エンターブレイン
• 発売日: 2013/11/25
• メディア: コミック

そういや最近聞かないなぁ…と思っていたら、
久々の単行本みたいですね。

3・11当日、漫画喫茶にてあの震災を体験し、
そしてそのまま漫画喫茶で執筆活動を続け、
で、結局単行本一冊分漫画を描き切ったのがこの本だそうです。
なのでタイトルも漫喫漫玉日記・・・
って何故にそーなる（＾＾；；；

中身は相変わらず他愛のない日常を、日記形式でつづった作品で、
・・・御緩よりは幽玄や防衛の雰囲気に戻ったような気がします。
つか、エロい過去の話が一番笑ってしまった、
なにやってんだ、これ（ｗ

多分この、緩くて、馬鹿馬鹿しくて、ネガティブで、でもどこか懐かしい、
この雰囲気が好きな人にはたまらんのだけど、
わからない人にはわからない、そんな漫画なのは変わらないですね。

作中には登場しませんけど、
あとがきにはO村氏もほんのちょこっと描かれています、
ほんとにちょこっとですが（＾＾；

思えば、自分が最初に桜玉吉の漫画を読んだのは
ファミ通創刊号の「しあわせのかたち」だから・・・
もう30年近くになるのか。
デビューはもうちょい前のようだから、そう考えたら息の長い漫画家だなぁ。

その頃とはずいぶん変わってしまってはいるけれど、
でもまぁ、自分にとってはたまにふと読みたくなる、
そんな漫画家の一人です。

年末にももう一冊出るみたいだし、
そっちも手に取ってみましょうかね。