０で割ってはいけない。

・・・疲れた。
なんか余裕がない一週間だった今日この頃。

電車で移動が多かったせいか読書だけは捗りました。
電子書籍にて購入した本を読了。

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)

• 作者: 青柳 碧人
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2011/06/15
• メディア: 文庫

少年犯罪急増の理由を義務教育の内容にあるとして
教育内容を大幅に見直し、
特に理系科目を大幅に削減した学校教育を始めた現代の日本。
そんな中で数学の地位を取り戻そうと
ドクター・ピタゴラスと名乗る数学者によって
結成された悪の数学テロリスト集団『黒い三角定規』(wに、
警視庁が立ち上げた特別対策本部に招聘された
数学好きの女子中学生・浜村渚が立ち向かっていきます。

・・・なんかすごい設定ですが(^^;
要は一部の狂った理系の方々が数学を用いて誘拐・殺人などを行っていくので、
それを純粋に数学が好きな中学生・渚が警察と協力して数学を駆使し、
事件を防ぎ解決していくお話です。
あくまで黒い三角定規との対立を描いていますが、
一冊に4つの事件が短編的に書かれています。

で、数学を扱われているので一見ややこしそうに思えますが、
難しい数式が飛び交うわけではなく、
四色問題・ゼロ・フィボナッチに円周率・・・
どれも雑学やパズル的な数学内容なので、
数学に興味がない人にわかりやすく、かつ興味を持たせるようなものばかりです。

つか、表紙からしてそんなに難しそうな本でないのは伝わると思います(^^;
自分は表紙を見てちょっとこれ、狙いすぎじゃないかなぁ・・・
と思って避けてたんですが、
一度読んでみるとこれがなかなか面白い。
内容がそれほど難しくないこともあって、
すぐに一巻を読み終え、現在二巻を読んでいる途中です。

そういや作中で黒い三角定規側の人間が「頭の悪い文系どもは・・・」
みたいな台詞を吐きますがこういうこと言う理系の人、たまにいますね(^^;;;
読みようによっては数学の楽しさを伝えようとしつつ、
理系を少し悪く描写しすぎているような気がしないでもない。

それでもまぁ、
理系の人にはちょっと物足りないかもしれませんが、
そうでない人が数学に興味を持つにはいい本だし、
物語的にも気楽に楽しく読める小説だと思います。


ちなみに自分はお仕事柄かよく理系と間違われるんですが、
文系、それも文学部出・・・文学青年のはずです(w


なので、次は文系的にちょっと面白そうなので買ってみた本を。

『ジョジョの奇妙な冒険』で英語を学ぶッ!

• 作者: 荒木 飛呂彦
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2014/10/24
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

ジョジョの奇妙な冒険を題材にした・・・英語学習本です(w
しかも監修がマーティ・フリードマンという(ww

で、内容的には
ジョジョの名シーンを長文的に扱ったものから、
感情表現した台詞、
そして各キャラクターのキメ台詞・名台詞等、
文法解説も交えつつ英訳されています。
また文章だけじゃなく、
原作のカットがふんだんに使われています。

露伴の「だが断る」
やポルナレフの「ありのまま今起こった事を話すぜ」
等、2ch等で有名な台詞もちゃんと抑えてあります(w

まぁジョジョの台詞なので日常会話としてはどうかと思いますが(^^;
楽しく英語を学ぶにはとてもいい本だと思いますし、
学習とか考えずに読んでも楽しめます。


さて、今週はもうちょっと楽にいきたいなぁ・・・