プロの独身。

自分、世間的にはいい歳して独身、なわけですが(^^;;;
まぁ割とおひとり様を楽しんでしまっている方なので、
それはそれでまぁいいのかなぁ、と思ったり。

・・・べ・別に、寂しくなんかないんだからね！(w

さておき、
そんな自分にもちょっと面白いテーマのコミックを読んでみました。

逃げるは恥だが役に立つ(1) (KC KISS)

• 作者: 海野 つなみ
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2013/06/13
• メディア: コミック

新卒で就職できず大学院に進んでみたものの、
院卒でも正社員として就職できず、
派遣社員になるも派遣切りにあった女性・みくりが
父親の元部下で独身の平匡の家事代行として契約結婚し、
「サラリーマンの妻」として就職する話です。

電子書籍で一巻無料だったのでポチってみて
・・・なんじゃこりゃ？(^^;;;
と、最初は思いましたが読んでみるとこれがなかなか面白い。

あくまで契約結婚、
なので籍はいれず事実婚、寝室を分けて夜の営み的なモノもなし、
二人の関係は世間的には夫婦だけど実情はあくまで雇用者と同居する被雇用者です。

事実婚なので配偶者控除は受けられないけど、
同居することで健康保険等は対象になるから被雇用者にもメリットがあり、
家事を業務として休暇や時間外手当まで設定している徹底ぶり。
これはなかなか興味深い。
よくある、専業主婦の仕事を労働に置き換えると・・・みたいな感覚で、
そういう意味じゃよりスマートな形での専業主婦と言えんこともない。

で、物語としては
夫(雇用者)の方は絵に描いたような草食系で、
嫁(被雇用者)はいい雇用者に巡り合った従業員なので、
やや淡々としすぎてる感はありますが、
たぶんだんだん普通の夫婦に近づいていくんじゃなかろうか、という気がします。

ただ、女性向けの作品特有というか、
男性キャラがなんか中性的というかいまいち生活感がないというか、
その辺は人によって好き嫌いがあるかもしれません。

まぁ自分が三十ン歳独身というこの夫と似たような状況なせいか、
胸に突き刺ささるような行動やセリフもあったり(^^;;;
同じような境遇の男性にもなかなかおすすめだし、
就職難と非婚化を昔とは少し違う結婚の形で描いている点でも
興味深い作品だと思います。